2012年6月4日月曜日

『想像してみてください。あなたにとって大切な思い出のある建物があったとします。
あなたは数年ぶりにその建物を訪れました。外から見るとその建物が使われている様子はありませんでしたが、中に入ってみると、何もかもすべて当時のままで、何故か掃除も行き届いていて、空気までもが清らかで、ぴん、と折り目正しい雰囲気が漂っていました。

その場に立ったあなたの心の中には、当時の大切な思い出がありありとよみがえり、懐かしい気持ちになると同時に、建物がそのままきれいに残っていたことがとても嬉しくなりました。

するとそこに、一人の少女が入ってきました。そして少女はいつもやっているような慣れた様子で掃除を始めました。
あなたは少女に話しかけて、自分にとってここは大切な場所なので、以前のままになっていて嬉しい、という気持ちを伝えました。

すると少女はにっこりと微笑み、「そういうことなら、この建物を残す事にもっと貢献なさった方がいるわ」と言いました。

少女の話によると、この建物は半年前に取り壊される予定だったということでした。しかし、取り壊す前にこの建物の持ち主が訪れ、中を見てみると、管理されていないはずの建物がきれいに保たれていて、取り壊すのが惜しくなり、このまま残す事にしたのでした。

建物を綺麗に保っていたのは別の少女で、勝手にしばしば建物を掃除しに来ていたのでした。しかし、建物を取り壊す予定が無くなってすぐに、その少女は遠くへ引っ越してしまいました。その事を知った建物の持ち主は、せっかく建物を残すことにしたのだからと、建物を掃除する人を雇い、いくらかの給料を与えることにしたのでした。

そうして仕事としてこの建物を掃除しているのが、今あなたの目の前にいる少女です。
別の少女が掃除に来ていた理由は分かりません。

さて、ここであなたに質問です。この事実を知った今、あなたはどちらの少女に、より大きな感謝の気持ちを抱いていますか?無償で掃除をして、結果的に建物の取り壊しを防いだ少女でしょうか。それとも、今仕事として建物をきれいに保ち、そして今目の前で微笑んでくれた少女でしょうか。

例えば感謝の品物をひとりだけに贈ることが出来るとしたら、誰に贈るのでしょうか』

という問いかけを色んな人に投げかけて回ってる夢を見た。

Я увидела сон, в котором я спрашивала у разных людей странный вопрос.


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